捨て時 モノと人
灯油を使い切ったら捨てようと思っていたストーブ。
昨日引っ張り出して火を入れ、お湯をわかしたりしていたら、機能的には捨てる理由が古さと見映えの悪さだけ。
これから寒さが厳しくなれば、温風ヒータータイプを一つあるいは二つ使用して冬を乗りきるが、これもまだ活用できるので捨てるのは先に伸ばす。
同じく、BBクリームと口紅も、最後までほじくり出して使おう。
捨てたいモノは意思ひとつでいとも簡単に捨てられるけれど、捨てたくてもなかなか思うようにいかないのが人間関係。それも厄介なのは、肉親、それから一度縁を結んだ人。
いくらこちらが縁を切ると宣言しても、相手の血縁とこちらの血縁がつながっている存在がいると、その血縁がこちらの事情より相手の事情に同情し、逆にこちらが責められるということになり、やりきれない。
精神的にダメージを与えたくないので、真実や事情を話してないことが仇になっているのか。
三人の子どものうち、事情を話せないのが同居している二男。
そして被害を被っているのは、私と長男、そして娘。一番は私。
とにかく、貸したものを返してもらったら縁を切ると言い渡しているし、少なくとも私と娘は完全に連絡も断つ。
こちらの生活、人生を守るため。当然。
だが、現在二男の手前同じ屋根の下にいるその人の先の事情が定まっていないので出て行けとは言えないのが苦しいところ。
食事を提供する義理も、光熱費や洗濯を負担する義理も無いのに、よくも、図々しく居られるものだ。二男という存在があちらには有利に、こちらは完全に損害に。
いずれ、二男にはこれまでの経緯と私の考えを説明しないと。さすがに、私に我慢しろとは言えないはず。
煩わしい人間関係の終わらせ方、仕事や友人ならまだやりようもあるが、肉親、そして子どもが関わった人間関係は、本当に思うようにいかない。
毅然とした態度で自分や子どもを守るしかない。
人生の不要なもの。
ひとつひとつ捨てていくしかない。
昨日、がん保険も解約した。