お粥を見て
録画しておいたやまと尼寺精進日記を観た。
とろとろの七草粥に真っ赤な大きい梅干しをのせ、ハフハフと食べるのみて、あ〜これこそしあわせだと思った。
ちょうど職場でやりきれないことがあり、退職したい気持ちがふくらんでいたので、じっくりお粥を炊いてハフハフたべる生活が眩しすぎた。
朝目が覚めたら、あわただしく出勤の支度をせず、今日は何をつくろうかな、と考えて、旬の素朴な食材で丁寧につくってたべる。
職場の、狭い窮屈な環境に身を置くことのアホらしさよ。
あと数年、食べる分だけの糧を得るために大事な時間や思いを我慢するのと、貯めたものを切り崩していくけど自由な生活と、道は二手に別れている。